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【読書】激流(柴田よしき)

2009年07月16日
NikiNiki会員 ラベンダーさんの日記から


『激流』 柴田よしき 著



【内容】

京都。修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た七名の中学三年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒、小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った―。

二十年後。三十五歳となり、それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」突然、送られてきた冬葉からのメール。運命に導かれて再会した同級生たち。
彼らに次々と降りかかる不可解な事件。冬葉は生きているのか?そして、彼女の送るメッセージの意味とは…?
「今」を生きるすべての人に贈る、渾身のサスペンスミステリー。 (「BOOK」データベースより)



柴田よしき さんのミステリー。

柴田さんの本は今回が2度目。
昨年読んだ 「聖なる黒夜」 はある意味衝撃的ですっごく面白かった。
(とても女性が書いた本だとは思えない内容)

そして今回の 「激流」 も・・・。
この1作品で普通のミステリーを3~4冊読んだような気分になるくらいの盛り沢山の仕掛け。

もちろん長編で、上下巻で900頁は読みごたえたっぷり!

最初の上巻は、登場人物の数だけ、それぞれに違う事件が起きるので
頭の中で整理できずにチト苦労した。

でも下巻になるとだんだんと複雑に絡まっていた糸がほどけてくるので、
面白くなり加速がついて、あっという間に読んでしまった。


しかもこの作品、中身の面白さもさることながら、末尾の解説がとてもよかった。
私の心をくすぐるこんな表現がしてあった。

(抜粋)

「900頁の大作。
でもこの分厚さにひるまないでいただきたい。
むしろ、札束だと思い、薄いより分厚い方がずっと嬉しいと考えていただきたい・・・・満腹必至、満足必至!」


上手いよね~。 
わかり易いよね~。


私も文章を書いたり、会話をする時に、
こんな気の利いた例え(比喩表現)を “するり” と使えるオシャレな人になりたい。

作品と解説、両方に・・・☆☆☆(星みっつ!)


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