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【読書】張り込み姫-君たちに明日はない3-(垣根涼介)

2010年03月16日
NikiNiki会員 みっちゃんパパさんの日記から


『張り込み姫-君たちに明日はない3-』 垣根涼介 著

【内容】


企業のリストラを代行する会社に勤める真介の仕事は、クビ切り面接官。

「人間にとって、仕事とは何か――」。
たとえどんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、真介はこの仕事にやりがいを感じている。

今回のターゲットは、英会話学校、旅行会社、自動車業界、そして出版社だが……。
働くあなたに元気をくれる傑作人間ドラマ。(新潮社HPより)


主人公は,「リストラ」請負会社の主任。

面白い着眼点である。

会社の方針は会社が決めるものの,
実際に方を叩く「しんどい」作業はアウトソーシングできるわけだから。


この不景気で,どの職種も事業規模や経営規模の縮小に踏み込まざるを得なくなっている。

そこで登場するのが主人公の所属するような「リストラ屋」というわけだ。

しかし,仕事とは言え,
主人公は,退職対象者の現状でのスキルを最大限に生かした転職を考え,勧める。

だから,サブタイトルにある,「君たちに明日はない」というのはちょっと言葉足らずで,
「君たちに『この会社での』明日はない」とか,
「君たちに『このままでの』明日はない」ということになるはず。


三話目に取り上げられていた,あるメーカーの古い車の整備に詳しいメカニックだが,
客の要望が度を越したものであればそれを諌めるほど車好きな男性の転職ストーリーを描いた
「みんなの力」という物語が絶品。


転職にはドラマがあるんだと,
そして周囲の理解と協力がそれを後押ししてくれるんだと再認識させてもらえる。


オススメ度;★★★★☆   


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