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【読書】八日目の蝉(角田光代)

2010年02月15日
NikiNiki会員 rosaさんの日記から


『八日目の蝉』 角田光代 著



逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。
(「BOOK」データベースより)



女の心の奥底に潜む暗黒の部分が容赦なく描かれていて
読むのがつらい苦しい小説です。


希和子は愛する男の生まれたばかりの赤ちゃんの顔を一目見たい・・。
始まりはこれでした。

見たら抱いてみたい。触れてみたい。
一緒にちょっとだけでもすごしてみたい。
成長していく姿をそばで見ていたい。

・・・病院から連れ去りました。
薫と名づけました。
そこで始まった逃亡の日々。

それでも愛情にあふれた日常があります。
周りにいる人たちもとても優しい。
いつまでもこの日々が続けばいいのにと思いますが、
犯罪ですからそういうわけには行きません。

終わりは突然やってきました。
女の子は4歳になっていました。


2章では女の子が大人になったその後が描かれています。
それぞれの登場人物の
それまでの心理状態が解き明かされていきます。

年を経た希和子に大人になった薫を一目会わせてやりたいと
読者のほとんどが思ったでしょう。
いいラストが用意されていましたよ。

ただ、タイトルがちょっと象徴的過ぎたような気もしますけれどね。
いい小説でした。


春にドラマ化されるようです。
希和子には壇れい。イメージは合っていますね。
楽しみにすることにします。



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Posted by kts-conweb at 17:53Comments(0)ろざりあんさんの日記

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